サンゴ礁は絶滅の危機に瀕しているが、まだ救うことができる
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A marine scientist gathers data on coral reefs near Fiji for the largest ever coral study, (c) Emily Darling / WCS
インド太平洋の絶滅の危機に瀕するサンゴ礁を調査した世界最大の研究サンゴ礁に関する世界最大の共同研究により、インド太平洋のサンゴ礁を救済するための場所と方法が判明した。ARCのサンゴ礁研究センター(Coral CoE)のオーストラリアチームを含む80人以上の科学者が、インド洋と太平洋の44カ国の2,500のサンゴ礁を調査し、サンゴ礁に対する重大な社会的・環境的圧力と人為的影響を特定し、サンゴ礁の救済と保護のための重要な戦略を提言した。この研究結果は、学術誌『ネイチャー・エコロジー&エボリューション(Nature Ecology & Evolution)』に掲載された。 研究の結果、22カ国の約450のサンゴ礁が、気候的な「クールスポット」で最近の猛暑を生き延びていることがわかった。良いニュースは、サンゴ礁がまだ機能していることであり、私たちの研究は、サンゴ礁を救うのにまだ遅くないことを示しています」と、この研究の主執筆者で野生生物保全協会の科学者であるエミリー・ダーリング博士は言う。 Coral CoEのジョージナ・ガーニー博士は、サンゴ礁の保全は主にCO2排出量の削減にかかっていると説明する。 この研究では、サンゴ礁の生態系の基幹である造礁サンゴに焦点を当てた。サンゴ礁は、今世紀半ばまでに世界中で最大90%失われると言われている。しかし、戦略的な保護対策によってサンゴ礁を救うことはできる。今回の研究では、サンゴ礁の生態系とその生態系サービスを保護するために、迅速に実施できる管理戦略の枠組み(保護、回復、転換)を概説している。「サンゴ礁を将来にわたって確保するということは、世界で最後に機能するサンゴ礁を保護し、気候変動の影響を受けたサンゴ礁を救うということです」とダーリング博士は言う。「サンゴ礁は変化しており、30年前、10年前、5年前と同じ姿には戻らないかもしれない。