科学者が世界最古の色を発見

シアノバクテリアのピンク色の色素は11億年前のもの


科学者たちは最古の色を発見した:地質学的記録である。

オーストラリア国立大学(ANU)のOnly Gueneli博士は、西アフリカのモーリタニアにあるタオデニ盆地の海洋黒色頁岩から抽出された色素は、以前の色素発見よりも5億年以上古いものであると指摘している。

「この鮮やかなピンク色の色素は、消滅して久しい太古の海で、光合成を行う前段階の生物によって生成されたクロロフィルの分子化石である。

化石の色は、濃縮された状態では血のような赤色から濃い紫色、希釈された状態では鮮やかなピンク色である。

研究者らは、古い生物から分子を抽出して分析する前に、10億年前の岩石を粉砕して粉末にした。

「古い色素を正確に分析した結果、10億年前の海の食物連鎖は小さなシアノバクテリアが支配していたことが確認された。

ANUのJochen Brocks教授は、最近米国アカデミー紀要(PNAS)に掲載された新しい研究の筆頭著者であり、藻類などの大きな食物粒子の供給が限られていたため、大型で活動的な生物の出現が阻害されたと述べている。

「藻類はまだ顕微鏡的には小さいが、シアノバクテリアの1000倍の体積があり、はるかに豊富な食物源である。シアノバクテリアの海が約6億5000万年前に消え始めたのは、藻類が急速に広がって、人間を含む大型動物が地球上で生活できるような複雑な生態系を発達させるために必要なエネルギーを供給するようになったからである。 www.youtube.com/watch?v=HbKNm9tVNI8