デンマークのエーロスンドに戻る - 沈没したフェリーが繁栄する人工リーフになった

2014年10月5日、デンマークのスヴェンボリ沖にある南フネン群島で、デンマーク最後の鉄道フェリーが制御されながら沈没した。現在、人気のダイビングスポットとなっているエーロスンドは、波の下の海洋生物のための人工リーフとして生まれ変わっている。 海岸から数百メートル、水深18~19メートルのところにあり、潜りやすいスポットだ。潜るための大きな開口部があり、ダイバーが開口部を見つけやすいように、2つの黄色いブイが重い鉄の鎖に固定されている。ちなみに、商業船はこの場所に近づくことができないので、沈船に入るのは簡単だ。 沈没後、ダイバーたちは定期的に船を訪れ、その「経過」を記録した。半年後、その外観は変わっていなかった。バラストはまだ所定の位置にあり、海流によって流されることはなかった。これは実際に、砂地での船の上向きの姿勢を安定させるのに役立った。 2015年6月、沈没船には着実に植物が生え始めた。そして8月、沈船は大きく生い茂り、朝のダイビングでたくさんの魚を見たというダイバーもいた。 現在、エーロスンド号は完全に水中植物に覆われ、本格的な人工リーフとなっている。沈船の底は泥で覆われているため、ダイバーが潜る際には注意が必要だ。 ダイビング 近辺のいくつかのダイビングセンターが、エーレスンドへのダイビングツアーを提供している。最も近いのはオーデンセにあるダイビング2000で、一年中ダイビングツアーを開催しており、エーレスンドだけでなく、近隣の沈船も訪れることができる(ただし、潮流が強いため、ダイビングは難しいかもしれない)。 実際、そこから1時間ちょっとのところには、多くのドイツ人に人気のダイビングスポット、フュネンとユトランドの間のリトルベルトがある。ここは1日に2回、潮の流れが変わるので、デンマークで最高のダイビングスポットのひとつだ。多くのドイツ人が週末に定期的に潜っている。ダイビングのために特別にフェンスで囲われた広いエリアもあり、ここのいくつかのダイビングポイントには、人工リーフとして機能する大きな石がある。リトルベルトでのダイビングについての詳細は、 www.divingdenmark.comで見ることができる。 ビデオ(沈船とダイビング): https://www.youtube.com/watch?v=C6BAuVxjk40.