イルカが猛烈な勢いで呼吸していることが判明

July 23, 2015 イルカは数ミリ秒で肺を空にできる？ 新しい研究で、イルカは「スピード呼吸」の世界チャンピオンであり、わずか1秒で最大137リットルの空気を吐き出すことが証明された！ 1940年代から、水中で生き延びる能力は、海洋哺乳類が肺活量を減らし（その結果、肺内の圧力が高まり）、再び肺活量を拡大するスピードに基づいていると理論化されてきた。つまり、これを素早く行える者ほど生き残るチャンスがあるのだ。 今回、テキサス大学のアンドレアス・ファーマン博士率いる研究チームは、ニューモタコメーターという呼気量を測定する装置の助けを借りて、この理論が正確であることを証明した。 ハワイのドルフィン・クエスト・オアフで6頭のイルカを9ヶ月間飼育した結果、イルカは1秒間に最大33リットルを吸い込み、1秒間に137リットルを吐き出していた。これは、陸上での世界記録保持者である馬で測定された容量よりも2〜3倍高い。 さらに、イルカはわずか200～300ミリ秒で肺を完全に膨らませることができることも発見された。この速さによって、イルカは水から出ている時間を短縮することができるのだ...。 調査中、イルカの呼吸の成分と酸素含有量、そして行動に重点が置かれた。このような情報は、将来、座礁したイルカを助けるために使うことができる。 研究は終了したが、チームは今後もニューモタコメーターを改良し、シロナガスクジラやシャチの呼吸機能を調べられるように研究を続ける予定である。