カナリア諸島がホープスポットに

カナリア諸島周辺では、知られている約90種のクジラやイルカのうち約30種が目撃されており、カナリア諸島はホエールウォッチングやイルカウォッチングにとって世界最高の地域のひとつとなっている。しかし、この驚異的な生物多様性が脅かされている。プラスチック廃棄物、密集して造成された海岸、それに伴う海域の汚染、高速フェリーとクジラの衝突などが、動物たちの生活を困難にしている。海水温の上昇を伴う気候変動は、すでにカナリア諸島にまで及んでいる。