WWF、マグロ漁業のMSC認証に不服申し立て

February 26, 2018 効率的な漁法が稚魚やサメの大量混獲につながる

マグロはグリーンコンシューマーにとって難しいケースである。

具体的には、スペインのEchebastar社がインド洋でマグロを漁獲している。

今回初めて、いわゆるFAD（集魚装置）を使用する漁業が、MSCの規則に従って認証されることになった。さまざまな種類のマグロだけでなく、サメやカメ、その他多くの海の生き物が、特別に設計された浮遊物の下に集まり、それを漁師が大きな網で包む。

「海洋環境への影響から、このマグロ漁業は現在認証できないと考える。キハダマグロは網の混獲に終わり、すでに乱獲されている個体群をさらに弱めている。第一に、インド洋におけるキハダマグロ漁業の管理の欠点と不十分な管理体制に対処しなければならない。なぜなら、この非常に効率的で産業的な漁法であるエチェバスター漁業は、少なくとも効果的な漁業管理によって均衡を保たなければならないからだ」とWWFドイツの海洋保護責任者、ハイケ・ヴェスパーは言う。「WWFは、漁業がその複雑さを正当に評価しない簡略化されたMSCスキームで認証されていることに懸念を抱いている。

インド洋のマグロ産業漁業をより環境に優しいものにすることは、面倒で大変な作業である。

WWFは何年も前から、いくつかの漁業や責任ある地域の漁業行政とともに、改善に取り組んできた。