3月に訪れたいダイビング・スポット8選

北半球が春に向かい、観光客に門戸を開く国が増える中、3月のダイビングスポットは世界中に点在している。エジプトの紅海北部でダイビングをしたり、スコットランドの沈船ダイビングのメッカを訪れたり、オーストラリアで何百匹ものジンベエザメと泳いだりするには絶好の時期だ。ヤップ島ではマンタのシーズンが始まり、フィリピンの手つかずの自然が残るトゥバタハ自然公園では短いダイビングシーズンが始まる。

この記事を読んで、次のバケーションのインスピレーションを得よう。

1.エジプト、北紅海

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紅海では一年中素晴らしいダイビングが楽しめるが、3月から5月は夏の灼熱を避けるために訪れるのに最適な時期のひとつだ。海水は夏よりも冷たいが、ダイビングスポットはまだカラフルで、暑すぎることなくトップサイドを探索することができる。

エジプトは、低予算でアクセスしやすいダイビングのホットスポットのひとつで、あらゆる経験レベルの人が楽しめる。 シャルム・エル・シェイク・ダイビングは最も人気があるが、他にも素晴らしい目的地がいくつかある。

エジプトのどこでダイビングをするにしても、ライブボードや日帰りボートに参加したり、岸からダイビングをしたり、何十もの活気あるダイビングスポットへのアクセスを楽しむことができる。

ラス・モハメッド国立公園は、カラフルなサンゴ礁と青く澄んだ海で有名だ。

ラス・モハメッド国立公園は、カラフルなサンゴ礁と青く澄んだ海で有名で、ダイビングは簡単で、サンゴ礁には生き生きとしたソフトコーラルやハードコーラル、たくさんのサンゴ礁の魚、ウミガメ、マダラトビエイ、リーフシャークがいる。

ティラン海峡は北部のリーフダイビングのもう一つの人気スポットで、急なドロップオフ、サンゴに覆われた壁、エキサイティングなドリフトダイブが楽しめる。

沈船ダイビングが好きなら、印象的な SSシストレゴームで1日過ごし、アブ・ヌハスでダイビングすることをお勧めする。

アブ・ヌハスは別名「エジプトの船の墓場」とも呼ばれ、Giannis D、Kimon M、Chrisoula K、Rosalie Mollerの沈船がある。また、紅海でダイバーが利用できる最古の難破船、1869年建造のカーナティック号もある。

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2.スコットランド、スキャパ・フロー(Scapa Flow)。

春の休暇に スコットランドでスキューバダイビングなんて思いつかないかもしれないが、この涼しい水の目的地は沈船ダイビングのメッカなのだ。

オークニー諸島はスコットランドの北東沖にあり、イギリス海軍のかつての本拠地であったスカパ・フローがある。第一次世界大戦末期、ドイツ公海艦隊はスカパ・フローで掃海され、74隻のうち52隻が沈没した。

スカパ・フローで体験できるダイビングの規模を理解するのは難しい。

スカパ・フローで体験できるダイビングの規模を理解するのは難しいが、ドイツ公海艦隊の残存戦艦を含め、潜れる沈没船の種類は驚くほど多い。

この目的地は、経験豊富なレクリエーショナル レックダイバーエクステンデッドレンジダイバーのための遊び場であるが、経験の浅いダイバーも楽しむことができる。

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3.キューバ、ジャルディネス・デ・ラ・レイナ(Jardines de la Reina)

1990年代に設立された ジャルディネス・デ・ラ・レイナ(女王の庭園)は、カリブ海で最も成功した保護活動のひとつであり、人間の影響から解放された手つかずのダイビングスポットで過去を垣間見ることができる。

250のサンゴとマングローブの島々からなるこの広大な群島は厳重に保護されており、海が人間から守られたときにどれだけ繁栄できるかを示している。

青々とした藻場や手つかずのサンゴ礁があり、多数のサメ、タイマイやアオウミガメ、ワニ、クイーンコンク、希少なクワガタサンゴやエルクホーンコーラルなど、多様な生態学的に重要な種が生息している。

年間350人のダイバーしか訪れることが許されず、3月は穏やかな海と乾燥した天候のため、訪れるのにベストな月のひとつである。

毎年350人のダイバーしか訪れることが許されず、3月は海が穏やかで天候に恵まれるベストシーズンだ。

4.ヤップとチューク・ラグーン、ミクロネシア連邦

ミクロネシア連邦は、西太平洋で最高のダイビングが楽しめる、一年中いつでもバケットリストに載るような旅行先だ。マンタや沈船が好きなら、3月は訪れるのにぴったりの月だ。

ヤップはミクロネシアで マンタと潜れる場所のトップクラスで、マンタが生息しており、ラグーンで餌を食べたり、ヤップのクリーニングステーションを訪れたりする。12月から4月にかけて、マンタは繁殖のために集まり、求愛するマンタの長い鎖を形成する。

ヤップからチュークに飛ぶと、沈船ダイビングの聖杯を体験できる。 チューク・ラグーンは第二次世界大戦の激戦地で、数百隻の船や飛行機、潜水艦が沈没した。

ヤップからチュークへ飛ぶと、沈船ダイビングの聖地を体験できる。

沈没船は現在もそこに残っており、約50隻を潜ることができる。

沈没船は現在もそこに残っており、約50隻を潜ることができる。チュークで最高のダイビングの見どころのひとつは、サンゴに覆われたタンク、トラック、飛行機から地雷や爆弾まで、豊富な沈没貨物を探索することだ。

沈船だけでなく、チューク・ラグーンは巨大なバリアリーフに囲まれており、多様なサンゴやサンゴ礁の生物が生息している。

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5.ハワイ(アメリカ合衆国)

ハワイの海洋生物の20%は他では見られないもので、 ハワイでスキューバダイビングをすれば、珍しい生物にたくさん出会える。さらに、3月はザトウクジラのピークシーズンでもある。

ハワイは活火山とターコイズブルーの海が広がるトロピカルパラダイスで、すべてのダイバーに何かを与えてくれる。

ハワイは活火山とターコイズブルーの海が織りなすトロピカルパラダイスで、ダイバーなら誰もが楽しめる場所だ。

コナでのスキューバダイビングは、優雅なマンタとのナイトダイビングで知られ、ハワイ最高のウミガメクリーニングステーションは タートルピナクルにある。

印象的なチューブストリア・トンネルは、固まった溶岩がドラマチックな尾根や渓谷、スイムスルーを作り出した巨大な溶岩の指がある、ユニークな必見のダイビングスポットだ。

6.トゥバタハ自然公園(フィリピン)

トゥバタハ自然公園はユネスコの世界遺産であり、新セヴァンの驚異のひとつでもある。約10万ヘクタールのサンゴ礁からなるこの公園は、フィリピンで最も生物多様性に富んだダイビングスポットであり、毎年3月から6月にかけてしか潜ることができない。

この繁栄する海洋公園は、絶滅の危機に瀕している海洋種の重要な生息地であり、フィリピンの全サンゴ種のほぼ90%を受け入れている。豊富なサンゴだけでなく、 トゥバタハ・リーフでは、ギンガメアジ、イソマグロ、バラクーダの大群をはじめ、サメ、マンタ、ウミガメなど約700種の魚が生息している。

トゥバタハには、あらゆる経験レベルのダイブサイトがあるが、この目的地には、ライブボードでしか行くことができない。 ボートダイビングの資格を事前に取得し、船上での時間を楽しむための自信とスキルを身につけておくとよいだろう。

トゥバタハには、あらゆる経験レベルのダイブサイトがある。

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7.ニンガルー・リーフ(オーストラリア)

2月はウミガメの孵化のためにオーストラリアのニンガルー・リーフを訪れる月だったが、3月には何百匹ものジンベエザメがやってくる。オーストラリアが観光客に国境を開放している今こそ、 ニンガルーに潜る絶好のチャンスだ。

ニンガルー・リーフを訪れるなら、2月がおすすめだ。

ユネスコの世界遺産に登録されているニンガルー・コーストは、さまざまな海洋生物を育み、オーストラリア最大の裾珊瑚礁を擁している。500種以上の魚類、数百種のサンゴや生物、季節ごとの海洋大動物など、ニンガルーでのダイビングは一年中素晴らしいものだ。

雨季のプランクトンの繁殖とサンゴの産卵に誘われて、ジンベエザメは毎年3月からニンガルー・リーフに集まる。ジンベエザメと泳ぐだけでなく、マンタやイルカ、ウミガメに出会えるチャンスもある。

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8.ケイマン諸島

透明度の高い海と350以上のダイビングスポットがある ケイマン諸島でのダイビングは常に人気がある。壮大なウォールダイブ、有名な沈船、繁栄するサンゴ礁、さらにビーチリゾートやトップサイドのアクティビティも充実している。これらすべてが、ケイマン諸島をダイバーとその家族にとってカリブ海で最高のダイビング・デスティネーションのひとつにしている。

ケイマン諸島を構成する海底山脈には、リトルケイマン島の ブラッディ・ベイ・ウォールをはじめ、切り立った壁が点在している。この有名なウォールは水深9メートルから始まり、900メートル以上の深さまで落ち込む。

ウォールはサンゴ、ファン、スポンジで覆われており、マダラトビエイ、ウミガメ、ナッソーハタなどのマクロ生物で賑わっている。

USSキティウェイクは、グランドケイマンを訪れる沈船ダイバーにとって必見である。この比較的浅い沈船は透明度の高い海域にあり、広々とした通路があるので、昼でも夜でも簡単に進むことができる。

スティングレイ・シティでは、穏やかで透明なラグーンでのんびりとした何十匹ものエイとたわむれたり、グランドケイマンにたくさんいるウミガメを探しに行くことができる。ダイビングが終わったら、受賞歴のあるセブンマイルビーチをぜひ訪れてみてほしい。

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