マイクロプラスチックで汚染された西大西洋

サルガッソー海はプラスチックの海

西大西洋のサルガッソー海におけるマイクロプラスチックの濃度は、大規模な太平洋ゴミパッチの濃度に似ているらしい。

水サンプルからは1298個のマイクロプラスチックが検出され、その濃度は太平洋のゴミパッチよりも高い。

「サルガッソー海は、ウミガメやウナギのような絶滅の危機に瀕している多くの海洋生物の棲息地である。

『深く青い海はとても素晴らしくきれいに見えるが、我々のサンプルはその正反対であることを示している』とグリーンピースの海洋生物学者ティロ・マークは言う。「サルガッソー海はプラスチックの海だ。プラスチックがいかに海を汚染しているかは、十分すぎるほど証明されている。我々は緊急に海洋の保護を強化する必要がある。「

部分的に微小なプラスチック粒子は、例えば使い捨てのボトルやプラスチック包装に由来する。

マイクロプラスチックの調査には、いわゆるマンタトロールが使用された。この標準化された方法は、水面近くのマイクロプラスチックを分析するために使用される。グリーンピースのチームは、絶滅危惧種にとってのサルガッソー海の重要性を記録し、プラスチックが生息地にどのような影響を与えるかを示した。また、サルガッソー海の広い範囲に分布する藻類マットが、ウミガメの赤ちゃんに特別な生活環境を提供しているかどうかも初めて調査された