このダイブサイトの名前は「コウリ残波」で、かつては島が存在していましたが、戦後の米軍統治時代に艦砲射撃の的とされ、島が崩壊したことから、「壊れた残波」という意味の沖縄方言で「コウリ残波」と呼ばれています。このダイブサイトは、水深40mまで落ち込むドロップオフが特徴で、通常は二つの洗岩の北側にアンカリングし、ドロップオフの先にあるバベルの塔のような根を巡ることができます。ダイバーは浅場から始まり、まず一つ目のアーチをくぐり、さらに二つ目のアーチをくぐって浅場に戻るルートを楽しむことができます。他にも見どころがたくさんあり、様々なコースを選択できます。特にアーチから差し込む光のカーテンは必見です！

ポイント名：ミシュラン・ミシラギ このサイトはハーフ・ドロップとアーチ、クレヴァスが複雑に入り組む地形を特徴としています。大型のウミウチワの仲間やイソバナ類がさまざまな場所で見られ、これらのヤギ類に生息する生物たちを楽しむことができます。以前はデニス・ピグミーシーホースもこの地域に生息していました。また、マダラハタやナポレオン、GT（ジャイアントトレヴァリー）などの大型魚との出会いも期待できる、注目のダイブサイトの一つです。

沖縄県読谷村に位置するダイビングポイント「270（ニーナナゼロ）」は、残波岬周辺に広がる地形派ダイバーに人気のポイントです。水深40mを超えるドロップオフや水中洞窟が特徴で、ナポレオンフィッシュ、ロウニンアジ、マダラトビエイ、ウミガメなどの大型との遭遇も高く、ワイド派ダイバーにも人気です。また、第2次世界大戦の戦争跡地として、戦車の残骸やライフル「M1ガーランド」、火炎放射器、不発弾などが水中に沈んでおり、歴史的な背景をも感じられるポイントです。

ダイブサイト名：テトラ前都屋漁港の入口、一文字防波堤のテトラポットに隣接するポイントです。海底の砂地が美しく、巨大なテトラポットも壮観です。テトラポットが魚礁と化しているため、水中生物も多く見られます。比較的浅い場所で、水深は約4.5m程度。ハマクマノミの大コロニーが存在しており、体験ダイビングや講習、シュノーケリングにも最適なポイントです。西からの風がない限り、初級者向けのフリーダイビング講習にも適しています。

「ジンベエポイント」は沖縄県中頭郡読谷村の都屋漁港沖に位置する特別なダイビングポイントで、世界最大の魚類であるジンベエザメと安全に触れ合えることで知られています。このポイントでは、海中に設置された大型の生簀内でジンベエザメが飼育されておりダイバーは約50㎝の距離まで接近して観察することが可能です。体験ダイビングやファンダイビング、シュノーケリングなど、初心者から上級者まで楽しめる多彩なプログラムが用意されており、年間を通じて安定したコンディションでジンベエザメとの貴重な交流が体験できます。

沖縄県読谷村に位置する「ユーバンタ」は、主に二つの側面を持ちます。ダイビングポイントとしてのユーバンタは、豪快なドロップオフ、複雑な離れ根、幻想的な水中洞窟が特徴で、ウメイロモドキの群れや回遊魚、洞窟内の生物観察が楽しめます。潮の流れがあるため中級者以上向けになります。一方、「ユーバンタ浜」は観光客が少ない穴場ビーチで、透明度の高い海と白い砂浜が広がり、美しい夕日を望める景勝地になります。

都屋漁港よりボートで5分程度の近場ポイント。水深は5mから18m。通称：クマノミパラダイス、略してクマパラ。その名の通りクマノミが多く、日本産クマノミ6種類中トウアカクマノミ以外の5種類を観察できる。流れもほとんどなく体験ダイビングほか、シュノーケリングなどにも利用され、ビギナーからベテランダイバーにも楽しめるポイント

沖縄県恩納村に位置する「真栄田岬」は、沖縄本島屈指のダイビングポイントで、特に、「青の洞窟」が有名です。洞窟内では太陽光が差し込み、幻想的な青い光景が広がります。海中はドロップオフや縦穴などダイナミックな地形が特徴で、最大水深は約30~40ｍに達します。ツバメウオやグルクンの群れ、ヒレナガネジリンボウやヤシャハゼなど多彩な生物が観察でき、初心者から上級者まで楽しめるポイントになります。

沖縄県恩納村に位置する「真栄田先端」は、真栄田岬の沖合に広がるダイビングポイントで、一般的に知られている「青の洞窟」とは異なり、比較的ダイバーの少ないポイントです。水深約16mの細長い根が続いており、自然の生態系が保たれた環境で、落ち着いたダイビングを楽しむことができます。このポイントでは、根の周囲に生息する多様な魚類や、サンゴ礁に棲む小型の生物などを観察することができます。

沖縄県恩納村真栄田に位置するダイビングポイント「真栄田菊丸ブイ」は、真栄田岬沖に設置された係留ブイ周辺の海域を指し、ボートダイビングでアクセスする人気のポイントです。このエリアは、「青の洞窟」に近接しており、透明度の高い海と豊富な海洋生物で知られています。特に、グルクンやグルクマの大群が見られることがあり、ダイバーにとって魅力的なポイントとなっています。